音楽の骨

「骨」展が、すごくおもしろそう。7月に東京出張ありそうだし、なんとか行ってみたいな。
この展覧会は工業デザインの視点によるもののようだけど、自分にとって「骨」というものは、ベースを弾いているときにいつも意識している感覚だ。
新しく作られた曲でも、既存の曲でも、その曲を弾きはじめたころは、骨抜きのような、芯がないような、ぶよぶよしたような、そんなふうに感じて、たとえ譜面的な意味でしっかり弾けたとしても「できた」気がしない。
それが、自分なりに曲のことが腑におちて、一緒に演る人たちの解釈もわかってきて、だんだんと芯というか重心とういか、そんな部分がわかってくると、なんというか、「強度」というか、そういうものが生じるような感じをおぼえて、その曲の「骨」が身体にくっついたような気がしてくる。
そこまでいくと、やっとその曲をほんとうの意味で弾けるようになったと感じる。その曲の中で自由に泳げるように感じる。最高にその曲をたのしめる。そんな気がする。

時にホンロウされる日日

思うところがあって、ここ1ヶ月ほど日常のなかに勉強時間を設けてる。しかし、1〜2時間は勉強したいと思うと、それ以外のことが全然できなくなってしまう。
ベースを弾いたり、ジャグリングをしたり、写真を撮ったり、読書(非勉強的なもの)したり、音楽をきいたり、家族とすごしたり、あ、あとここにごにょごにょ書いたりすることもちゃんとやりたいのに、なかなかうまくいかない。……欲張りすぎだべか。
でもまぁ、ここ数日は、いちおうこれらをなんとか上手にやれそうな(気がするような雰囲気を醸しだしているような何と言うか……)やり方が見えてきた。少なくとも向こう1年くらいは勉強が必要っぽいので、なんとかうまくやらなきゃなぁ。

写真は通勤時間だけでもかなり充実。

左利き用ジャズベ


アニメの影響で左利き用ジャズベが売れているらしい。登場人物がそれを使っているということで、同じものを欲しがる人が買っているようで。ジミヘンに影響をうけて左利き用ギターを買ったり、ポール・マッカートニーに影響をうけて左利き用ベースを買ったりするようなものか。
左利き用でベースをはじめることは別にいいんじゃないかと思うけど、もしものめり込んできて良い楽器を買いたくなったら、探すのに苦労するんだろうなぁと思う。
実際、左利き用よりは多く流通しているであろうフレットレスベースであっても、ひとつの店舗に1点あればいいところで、出色の品がないものかと楽器屋を巡っても、ほとんど商品自体に出会うこともできない。フレットレスベースしか弾かない身としてはその辺が大変だ。
まぁ、金がないから買えないから、事無きを得ているけども……。
新しいのが買えないまでも、指板を治したいな〜。でこぼこだ。

ND400

減光(光量をおさえる)フィルター「ND400」を1ヶ月くらい前に衝動買いしたまま放置していたので、とりあえずお試しで使ってみた。
このフィルターは昼間に長時間露光したり、太陽を撮ったりする用途向けというもので、やりたかったのは昼間の長時間露光。昼間に長時間露光をすると動いているもの(人や車)が消える。「誰もいない真昼の街中」とか「1台も通っていない主要道」とか、そういうのが撮れたら面白いかと。

とりあえず減光ぐあいを試すのに太陽を撮ってみた。なかなかの減光っぷり。

滝とか撮ってみたかったけど、手近な噴水で流れる水を止めないってのを。

シャッタースピード4秒でこれくらい人が消えた。

シャッタースピード2秒だとこんな感じ。なるほど、遠くのものほど消えづらいらしい。
帰り道で適当に撮った感じとしては、かなりおもしろい。ただ、ちょっと高いところから人ごみを見下ろした構図がやりたかったのに、そういうのが撮れそうな場所がいまいちなかった。東京ならそういう場所はたくさんありそうなのになぁ。
札幌は平べったい。

地上の地下鉄

札幌の地下鉄は、地上に出るときも「地下鉄感」を維持しようと努力しているようで好感がもてる。父親から高級カメラと一緒に高級望遠レンズも借りたので、その地上部分の雄姿を撮ってみた。

地上部分が始まるところ。環状通りから。
東京にはじめて行ったとき、地下鉄が平気で地上を普通に走る姿をみて、いかがなものかと思ったものだ。ただ、乗っているときに外の景色を楽しめるから、実際問題としては普通に地上を走ってもらった方がいいんだけど……。

ジャズ・ポップスとクラシックの理論の垣根

それを意識して明示しようとしている素晴らしいサイトを見つけた。
自己流のクラシカルな作曲
独学での理解をもとに展開する筆者の持論は、一般的な理論書では見られないような論理展開で、しかも、あえてジャンルによる理論体系の違いをあきらかにしようとしていて興味深い。
ひと月ほど前に更新を終了するという宣言があったものの、それ以降の方がむしろ筆が快調に進んでいるようにも思う。(実は終了宣言ころに見つけたから、それ以前のエントリーはまだあまり読めていないだけなんだけど……)
ここ最近の転調に関する記述が、個人的にはかなりおもしろい。